銃器紹介
シングル・アクション・アーミー(S.A.A)
COLT社が1871年にM1861NAVYをもとに改良されたモデル。45口径の6連リボルバー。
ただし、フレーム(外部のデザイン)は新規で設計された。内部機構は、引き継がれた。
金属薬莢(センターファイヤー方式*1)を採用しており当時*2としては、かなり高性能であった。
米国西部開拓時代によく使われた銃である。そこから”ピースメイカー”という名前が付けられた。
構造は至ってシンプルであり、それゆえに軍に正式採用された。内部パーツは総数7個。
名前の通りシングルアクション(ハンマーを起こしてからトリガーで発射)
製作された年によって1stジェネレーションから3rdジェネレーションまでのモデルがある。
大体、見かけるのは2ndジェネレーションである。
また、バレルの長さによって呼び名が違う。
短い方から、シビリアン、アーティラリー、キャバルリー、バントラインがある。
ちなみに軍が使用していたのは、キャバルリーである。
パーツによって熱処理が違うことから、色が違う箇所がある。
青=ブルーイング
茶色=ケースハードゥン
強度は、ケースハードゥンの方が強い。
*登場したものは、ファストドロウカスタムであるためにエジェクターチューブが取り除かれている。
*1
薬莢の後部を叩き弾を発射させる薬莢のこと。
*2
薬莢が当時は、紙薬莢で先端をちぎって火薬を装填し、次に弾を込めたため非常に1発撃つのに時間がかかった。